一人暮らしのパートナーとして、独り立ちした子供の代わりに、兄弟として、ちいさな家族として… 心を開いて優しい気持ちを思い出させてくれる生き物、そんな猫が私たちの傍らにいます。
人間にとっての犬や猫たちが、ペット=愛玩動物からコンパニオンアニマル=伴侶動物へと認識が大きく変わって来た近年に於いて、今いちど、一緒に暮らす際の覚悟を認識する必要があると思います。
私たちは自覚を持ってちいさな命を持った猫と暮らすために忘れてはならない7Rすなわち7つの心得があります。
Responsibility --- 生き物を買う “ 責任 ” を自覚する
命ある犬や猫を飼うということには、当然多くの責任が伴います。その中でも一番大切なことは、責任を持って最後まで飼い
続けるということです。
Roots --- 猫の “ ルーツ ” を知り、習性を理解する
自分の飼っている犬や猫に本来ある野生を理解し、そんな彼らと快適に暮らすにはどうすれば良いのかを考えることは、正し
いしつけを施すうえでもとても大切なことなのです。
Rule --- 人間と暮らすための “ ルール ” を守らせる
猫の場合には犬に比べてもともとの本能が強いので、困る行動を止めさせるしつけをしながらも、人間が気をつける飼い主側
のルールも必要となります。
Respect --- 猫を飼わない人も “ 尊重 ” し、配慮する
近隣者の中には、猫を飼わない人や猫が嫌いな人もいます。そんな人たちのことも尊重し、不愉快な思いをさせないよう配慮
することも、飼い主が忘れてはいけないポイントです。
Relationship --- 猫と良い “ 関係 ” を築くように心がける
毎日一緒に暮らす飼い主以上に、猫たちそれぞれが持つ性質やその感情を理解してあげられる人はいない、ということです。
普段から自分の飼っている猫をよく観察し、彼らが少しでも快適に暮らせるよう工夫してあげてください。
Recognition --- 猫の命が永遠でないことを “ 自覚 ” する
どんなに大切に飼っていても、猫との別れの日はいずれ訪れます。人間より寿命の短い犬や猫は、ほとんどの場合私たち飼い
主よりも先に逝ってしまうのだという事実を忘れずに覚えておかなくてはいけません。
Remembrancer --- 猫の愛情を心に “ 記憶 ” しておく
自分の猫の最後をどう締めくくってあげるか、決められたルールの範囲内でしてあげたいこと、できることをすればそれでい
いのだと思います。